はじめに
2025年の春、家族で箱根・富士屋ホテルに行ってきました。
きっかけは、結婚10周年を迎えるにあたって、何か特別なことをしたいと考えたことです。
10周年記念の時には何か贈り物でもするんだろうな、と漠然に考えてそのための貯金をしていました。
記念のジュエリーを贈ることも選択肢としてありましたが、「モノよりは何か特別な体験をしたいよね」というのが夫婦で一致した価値観。
せっかくなら普段行けないような、少し贅沢な旅行をしようという話になりました。
いくつか候補がある中で、選んだのが箱根・富士屋ホテル。
箱根には何度も訪れていますが、富士屋ホテルのある宮ノ下は通過するだけで立ち寄ったことがありませんでした。
明治時代から続くクラシックホテルで、国内外の著名人にも愛されてきた老舗ホテル。
その重厚な建築や歴史的な雰囲気のほか、一流のサービスレベルを体験してみたいという想いが決め手となり、富士屋ホテルへの宿泊を決めました。
今回は、そんな富士屋ホテルに家族3人で宿泊した体験を、写真とともに紹介していきます。
ロマンスカーGSEの展望席で旅のはじまり
今回の旅のスタートは、小田急線の相模大野駅から。
向かうのは箱根湯本、乗車するのは人気のロマンスカーGSEです。
せっかくの記念旅行なので、事前に展望席を予約しました。
最前列ではなかったものの、車窓からの眺めは十分に楽しめました。

車内では、駅ナカで買っておいたお弁当を開いて、旅気分を満喫。
車窓から見える沿線の桜はちょうど満開で、まさに春爛漫の風景。
移りゆく景色とともに、気分もだんだんと非日常モードに切り替わっていきます。

箱根湯本〜登山鉄道で宮ノ下駅へ
ロマンスカーで箱根湯本駅に到着しました。
駅前は多くの観光客でにぎわっており、春らしい暖かさも手伝って、旅の気分がさらに高まります。
ここからは、箱根登山鉄道に乗り換えて宮ノ下駅を目指します。

登山鉄道は、箱根ならではの風情が楽しめる人気の路線。
車両はレトロな雰囲気で、急勾配を登っていく様子に息子も興味津々でした。
途中、何度もスイッチバックを繰り返しながら山を登っていくのが印象的です。

宮ノ下駅に近づくにつれて、あたりはぐんと静かになり、木々に囲まれた空気が変わっていくのを感じました。
宮ノ下の駅に到着後、富士屋ホテルに向かって歩いて行きます。
坂の途中には、NARAYA Cafeというギャラリーや足湯がある、素敵なカフェがありました。


さらに進んでいくと、老舗の写真館がありました。
店頭には、ジョンレノンとチャップリンが富士屋ホテルを訪れた際に撮影した写真が展示されていました。

さらに進んでいくと、いよいよ富士屋ホテルが見えてきました。
到着・チェックインからはまた次の記事で
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