こんにちは、だいちゃんです。
久しぶりにパスワードZipファイルを作る機会があったのですが、ファイルを送った先から解凍できないという連絡がありました。
やり方が間違ってたのがわかったのと、ちょっとした注意点があったのでメモがてら記録しておきます。
ちなみに、macOSのバージョンは12.5.1です。
ターミナルからzipコマンドで作成する
ターミナルを起動してzipコマンドに -e オプション(encrypt)をつけて実行するだけで作れました。
ターミナルの起動方法がわからない方は、Spotlight検索(画面右上の虫眼鏡アイコン)から「ターミナル」と入力して、結果に表示された「ターミナル.app」をクリックしましょう。
zip -e <filename>.zip <filename>
zip -er <filename>.zip <foldername>
Enter password:
Verify password:
adding: <filename> (deflated 6%)
フォルダを固める時は -r もつけます。
ちょっとした注意点
ファイル指定はドラッグ&ドロップで出来ますが、フルパス指定するとZipファイルを解凍した時に全階層のフォルダが出来てしまいます。
余分なフォルダが作られるのは無駄ですし、他人に送付するとなると対象ファイルまでの階層が相手に伝わってしまうのはどうかと思いますよね。
Zip化したいファイルがあるフォルダまで移動してからコマンドを実行しましょう。
例えば、書類フォルダにあるファイルをZip化したい場合はこんな感じ
% cd Documents
%zip -e <filename>.zip <filename>
zipcloak では失敗しました
MacでパスワードZipの作り方をググると、大抵はこの手順が出てきます。
- Finderで対象ファイルを右クリックして圧縮
- ターミナルで zipcloakコマンドでパスワードをかける
しかし、この方法では以下のエラーが出て失敗しました。
% zipcloak filename.zip
Enter password:
Verify password:
encrypting: filename.pdf
zipcloak warning: Local Entry CRC does not match CD: filename.pdf
ぱっと見、コマンドが通ったように見えてしまうのですが、これだと正しいパスワードを入力しても解凍できません。
今回は、自分では解凍できるのに送った先のWindowsPCでは解凍出来ないということも起きました。
まとめ
ググって出てくる方法が必ずしも正しいとは限らないので、ちゃんと作ったZIPファイルが正しいパスワードで解凍できるか、コマンド打った時にエラーが出てないかくらいは確認しましょう。
普段、ターミナルを使わない方も多いと思いますが、ちょっとしたことならわざわざアプリを追加しなくても出来るので知っていると重宝しますよ。
コメント